Future
UPCが目指す社会
What we provide
私たちは、決済プラットフォームの開発および提供を行っています。
私たちのプラットフォームはきわめてシンプルです。一方で、決済代行の役割と仕組みは非常に単純なため、これ単体での競合他社との差別化は非常に困難です。そこで、私たちはパートナー企業との関係性にヒントを見出し、パートナー企業との取り組みをもって他社との差別化を行ってきました。
そんな私たちには、2種類のパートナーがいます。ひとつは、システム連携先です。私たちの決済プラットフォームとシステム連携が可能な、商取引のソリューションをお持ちの事業者を指します。そしてもうひとつは、取次店です。私たちの決済プラットフォームをサービスとして販売してくださる事業者を指します。
また、私たちはこの2種類のパートナー同士に相乗効果をもたらせる仕組みとして、システム連携先に取次店を紹介する制度を実施しています。これにより、システム連携先は新たな商談機会を、取次店は新たな商材を獲得できます。
ふたつのパートナーと私たち、この3社が一体となる取り組みが新たな価値を共創し、これを通じて社会に貢献してゆくことが、私たちにとって最も大切なことです。
ここからは、私たちがこれから目指すサービスの理想像についてお話ししましょう。
これまでの私たちは、海外のモバイルペイメントを日本でも利用可能にする変革の先駆者として、確かな経験を積んできました。
この道で得た知識、そして心強いパートナーの助力を活かし、私たちは2019年より訪日外国人観光客の旅行計画に対して、
- ■旅マエの情報収集に貢献すること
- ■旅ナカに予約やモバイルオーダーを使うことでよリ快適な体験を提供すること
- ■旅アトの越境ECによる消費を後押しすること
この3点を一貫してサポートする「ミニアプリ」の開発支援を開始いたしました。これは私たちにとって、新たな挑戦の始まりでもありました。私たちはこの先の未来において、日本の”素晴らしいモノ作りの担い手”、そして”心づくしのサービスを提供する人々”が、小さな手間で商圏を拡大し、より多くの商機を獲得できる仕組みを作りたいと考えています。このために日々、仮説の検証と研究開発を繰リ返し、一歩ずつ前に進んでいる最中です。
私たちの「決済プラットフォーム」、これが「商圏拡大・商機獲得プラットフォーム」になる日は、もうすぐそこに来ているのです。
System Efficiency
私たちは、決済プラットフォームの開発において「堅牢さ」そして「効率性」を重要視しています。堅牢さとは、すなわちセキュリティ上の安全性を指しています。これは最も大切な要素です。
私たちのプラットフォームにおけるカード情報のトークン化は、きわめてシンプルな仕様です。しかし、シンプルだからといって脆弱ではありません。私たちは、カード情報をカードホルダーの手元のデバイスから当社システムのAPIへ送信した際、その処理やプロセスを外部から一切検知できない仕組みを採用しています。
これにより、例えばサイトやシステムがハックされてしまった場合でも複雑化している不正行為の実行を困難にし、加盟店やパートナー企業の安全な環境と顧客からの信頼を守り抜きます。
この堅牢さを下支えするのが「効率性」です。私たちは、サーバーやプログラムの動作効率だけでなく、システム構成やコードレビューのポリシーでも効率性を重要視しています。また、機能を複雑化させるのではなく単純化することで、拡張の余地を充分に持たせています。これは、多数のリクエストがあった際のレスポンスを良好に保ち、システムを効率的に稼働させることにも繋がっています。
私たちのシンプルすぎる決済プラットフォームは、一見すると貧相に見えるかもしれません。しかし、これは私たちのプラットフォームが単体で完成するものではないことを示しています。
私たちは、決済プラットフォームの多機能化をシステム連携先となるパートナー企業の皆さまに委ねています。そのため、機能の拡張は決済システムそのものに対してではなく、マイクロサービスという位置づけの外部サービスとして行います。将来的には、パートナー企業の皆さまがマイクロサービスに参入できる状態を築き上げることを目指しています。