事業について

Business

事業内容

安全でシンプルな決済
プラットフォームの展開

UPCは、20年分の経験と学びを溶かし込んだ決済プラットフォーム「UnivaPay」を、開発から販売まで自社で一貫して行っています。単に様々な決済サービスを一括して使えるようにするだけでなく、様々な事業領域で活用できる「決済プラットフォーム」として、進化した消費体験の創造を目指しています。

世界と日本の
橋渡し役を担う

UPCは、日本で初めて海外のQRコード決済サービス「Alipay」のオンライン活用を実現いたしました。以来、海外の様々なモバイルペイメントを日本でも利用可能にするべく、国外企業との交渉を重ねてきました。2017年以降は、実店舗での海外のモバイルペイメントを利用可能にするアプリ「UnivaPay StoreApp」をリリースし、海外から日本へ遊びに来た訪日外国人観光客の皆さんが日本でも使い慣れた決済手段を利用できるよう、環境を整えてきました。
今後は、これまで培ってきた知識や経験を主軸に、決済サービスの提供に留まらない包括的な訪日外国人観光客向け旅行支援、インバウンド招致支援、越境EC支援を中心に、「世界と日本の橋渡し役」としての事業を展開していきます。

「共創」ビジネスモデル

当社のビジネスモデルにおいて欠かせないのが、共にサービスを作り上げるパートナー企業の存在です。既存のサービスやシステムにUPCが提供する決済システム「UnivaPay」を組み込んで活用する「API連携」、実際に商品やサービスを販売する際の決済手段として活用する「加盟店導入」のほか、UnivaPayを組み込んだパートナー企業の製品を販売したり、UnivaPayの決済サービスの販売を委託している「代理店営業」ビジネスも展開しております。

UnivaPay to API

UnivaPayの決済システムは、決済機能を持たせたい様々なサービス・ツールに組み込ませることができます。例えば…

自動販売機
(ブイシンク)
POSレジ
(ビジコム)
タッチターミナル
(シャープ)
オンラインサービス
(マイスピー)

提供に当たって高度なセキュリティを必要とする決済システムですが、UnivaPayは既存のサービスへ簡単に連携できるシンプルさを兼ね備えています。自社だけでは決済システムを開発することが難しい事業者さまのサービスを、より利便性の高いものへ進化させることに繋がっています。

UnivaPay to EC

UnivaPayでは、ECサイトなどオンラインでの決済サービスを必要とされる事業者さま向けに、クレジット決済・中国モバイルペイメント(Alipay+、WeChat)のオンライン決済、PayPayオンライン決済、Paidy、口座振替、オート銀振決済、コンビニ決済(前払い・後払い)を提供しています。事業者さまの商材だけでなく、それらを利用・購入するエンドユーザー様にとって使いやすい決済サービスをご提案することで、事業者さまの商業活動をより円滑なものにする支援をしています。

UnivaPay to Retail

UPCは、実際に店舗を持って商品・サービスを販売する事業者さま向けに、10種類以上のモバイルペイメントを一括で導入できるアプリ「UnivaPay StoreApp」を提供しています。国内の主要なモバイルペイメントはもちろん、訪日インバウンド客数の多い中国、韓国、台湾、香港、ASEAN諸国で利用されているモバイルペイメントも備えているため、加盟店さまにとっても国内外のエンドユーザー様にとっても間口の広いスムーズな支払い環境を提供可能です。

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市場について

キャッシュレス支払額と民間最終消費支出に占める比率

(出典1)
民間最終消費支出 (名目):
内閣府「国民経済計算 (GDP統計)」
クレジットカード:
日本クレジット協会 「クレジット関連統計」
デビットカード: 日本銀行 「決済動向」
電子マネー: 日本銀行 「電子マネー計数」
コード決済:キャッシュレス推進協議会
「コード決済利用動向調査」

世界と日本の
キャッシュ
レス決済
利用状況

社会の様々な変化に伴って、日本のキャッシュレス比率は年々上昇し続けています。
近年はそれに合わせるかのように、世の中の様々な場面でキャッシュレス決済を活用したサービスやシステムも
非常に増えています。

一方で、世界を見てみると
日本は
まだまだ
キャッシュ
レス後進国です。

世界主要国におけるキャッシュレス決済手段の保有状況(2018年)

(注)
1.一枚のカードで複数の機能が利用可能な場合、重複して計上されているほか、
国 地域によっては入手できない一部カードの計数が欠損している。
2. デビットカードには、ディレイドデビットカードを含む。

そのため、国外の人々と日本の人々とで支払いに対する意識や概念も異なります。
私たちがそれを日常で感じる場面といえば、海外旅行で支払いをしようとする時や海外の物をオンラインで購入しようとするときです。
この時、私たちが異なる通貨・異なる基準の決済手段に戸惑うのと同じように、海外の方も日本国内での支払いやオンラインでの物品購入に
戸惑いを感じています。

キャッシュレス決済の普及は、それらの「支払いにまつわる文化の違い」を解消し、日本を訪れた海外のお客様や日本の製品について興味がある方々がストレスフリーな買い物をできる助けとなります。また、海外からの需要に応えられる環境を整えることは、日本のお店にとっても大きなメリットになります。

2022年以降の
インバウンド需要と、
世界における日本の評価

新型コロナウイルス感染症の拡大により、
海外旅行が非常に困難な時期が続きました。
しかし、2022年から日本でも徐々に
外国人観光客の受け入れを再開しており、
2023年以降は更に活発な往来があるものと予想されます。

Travel & Tourism Development Index 2021Top 10 economies enabling Trabel and Tourism development

Source World Economic Forum
Note: The Travel & Tourism Development Index benchmarks and measures “the set of factors and policies
that enable the sustainable and resilient development of the Travel and Tourism (T&T) sector, which in turn
contributes to the development of a country”.

ところで、日本は
世界に
とって
どの程度
魅力的な

国なのでしょうか。

世界経済フォーラムが毎年発行している資料「Travel & Tourism Development Index 2021:Rebuilding for a Sustainable and Resilient Future」では「旅行・観光開発ランキング」が発表
されています。

2021年、日本はついに
このランキングの1位を獲得しました。
これは、日本が世界において旅行観光の発展の見込み・競争力を非常に高く評価されている
ことを示しています。

コロナ禍になる前までは、毎年訪日外国人観光客数を増やしていた日本。2023年以降は、海外からの需要に対してどのように

応えていくのかが課題となります。
UPCも、海外のモバイルペイメントの提供や

越境ECのサポートといった事業を通じて、
海外から来るお客様の旅をより良いものに

できるような取り組みを続けていきます。